早期乳癌に対する内分泌療法の期間の延長:少なくとも5年間の内分泌療法ですでに治療された閉経後女性22 031人を対象としたアロマターゼ阻害薬に関する12件のランダム化試験の患者レベルのメタアナリシス。

原題
Extending the duration of endocrine treatment for early breast cancer: patient-level meta-analysis of 12 randomised trials of aromatase inhibitors in 22 031 postmenopausal women already treated with at least 5 years of endocrine therapy.
背景:エストロゲン受容体が陽性の早期乳癌の閉経後女性では、5年間の補助タモキシフェンは再発と死亡率を有意に低下させ、アロマターゼ阻害剤(AIT)はより有効である。本研究では、少なくとも5年間の以前の内分泌療法後の追加のAITの影響を調査する。

方法:22,031人の女性を対象とした12件のランダム化試験のメタアナリシスでは、その後のAITとそれ以上の治療を行わない場合の再発率および死亡率への影響を評価した。

結果:その後のAITは、以前のタモキシフェン投与後の再発を27%、遠隔再発を27%減少させたが、骨折リスクを増加させた。

結論:5年間のAITは、高いノンアドヒアランスにもかかわらず再発率を低下させ、死亡率評価のためのより長期の追跡調査の必要性を強調した。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01013-X
PMID: 40783288

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