原題
Dual Immune Check Point Blockade in MGMT-Unmethylated Newly Diagnosed Glioblastoma: NRG Oncology BN007, a Randomized Phase II/III Clinical Trial.
**背景:**非メチル化膠芽腫に対する新たな治療法が必要とされている。以前の研究では、この患者集団におけるイピリムマブ(ipi)とニボルマブ(nivo)の併用の安全性と潜在的な有効性が示唆されていた。
**方法:**新たに非メチル化膠芽腫と診断され、KPSが70以上の成人を、放射線療法と免疫療法(ipiおよびnivo)またはテモゾロミド(TMZ)を併用する群に無作為に割り付けた。本試験は、免疫療法による優れた無増悪生存期間(PFS)を検出することを目的とした。
**結果:**159人の参加者のうち、ipi/nivo群とTMZ群の間でPFSに有意差は認められなかった(中央値7.7ヵ月対8.5ヵ月、HR 1.47)。全生存期間のデータでも差は認められなかった。
**結論:**ipiおよびnivoは、新たに診断された非メチル化膠芽腫において、TMZと比較してPFSを改善しなかったため、第III相試験の登録を中止した。新たな安全性の懸念は確認されなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00618
PMID: 40779733
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