オウム病クラミジア除菌に抵抗性の眼付属器粘膜関連リンパ組織リンパ腫に対する救済照射。

原題
Salvage Irradiation for Ocular Adnexal Mucosa Associated Lymphoid Tissue Lymphoma Refractory to Chlamydia psittaci Eradication.
背景:ドキシサイクリン治療は眼付属器辺縁帯リンパ腫(OAMZL)患者の2/3でリンパ腫の退縮をもたらし、標準的な眼窩照射の遅延に関する疑問を提起している。

方法:本研究では、ドキシサイクリン投与後に再発または進行したステージIEAのOAMZL患者28名を対象に、サルベージ放射線療法の安全性と有効性を評価した。

結果:ほとんどが進行性疾患を経験している参加者は、放射線(30~36 Gy)を受け、全奏効率は100%、完全奏効率は89%であった。追跡期間中央値60ヵ月で、74%が無増悪生存期間を維持した。

結論:ドキシサイクリン投与後の放射線療法の遅延は、OAMZLに対して安全かつ有効であり、ほとんどの患者が化学療法を回避し、良好な転帰を得ることができる。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101822
PMID: 40777000

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