(18)FDG PET-CT画像を用いた術前放射線化学療法1週間後の局所進行直腸癌の病理組織学的反応の早期予測:前向き臨床検証研究。

原題
Early prediction of histopathological response of locally advanced rectal cancer after 1 week of preoperative radiochemotherapy using (18)FDG PET-CT imaging: a prospective clinical validation study.
背景:術前放射線化学療法(nRCT)は局所進行直腸癌(LARC)の標準であり、以前の研究では、早期の代謝反応が病理組織学的転帰を予測できることが示唆されていた。本研究は、nRCTの1週間後の代謝反応を調べることによって、これらの知見を検証することを目的とした。

方法:38人のLARC患者は、手術前に標準的なnRCTを受け、代謝反応はPET-CT画像を介して評価された。最大標準化取込値(ΔSUVmax%)の変化と病理学的完全反応(pCR)及び腫よう退行グレード(TRG)で測定した組織病理学的反応との関係を調べた。

結果:1週間後のPET-CTパラメータの変化はpCRまたはTRGと相関しなかった。ベースラインの代謝腫瘍容積(MTV)はpCRと有意な関連を示した。

結論:1週間後のSUVmaxの低下は病理組織学的反応を予測しなかったことから、さらなる検証の必要性が強調された。しかし、ベースラインのMTVと病理組織学的反応との間の相関は、さらなる調査が行われるまでの治療選択に役立つ可能性がある。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02703-x
PMID: 40751160

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