原題
Long term results of NRG Oncology RTOG 9601, a randomized trial of radiation with or without anti-androgens (AAT) in patients receiving salvage prostate bed radiation therapy post prostatectomy.
背景:根治的前立腺摘除術(RP)後の前立腺癌(PC)再発に対するサルベージ放射線療法(RT)は、癌制御と全生存(OS)を改善すると報告されている抗アンドロゲン療法(AAT)により強化される。
方法:1998~2003年に、RP後の患者760人をAAT(ビカルタミド)またはプラセボを併用したRTを受ける群に無作為に割り付けた。本試験の主要評価項目はOSであり、カプラン・マイヤー法により解析された。
結果:追跡期間中央値18.9年で、18年目のOSはRT+AAT群で53%であったのに対し、プラセボ群では43%であった。AATはまた、PCによる死亡(18%対28%)および転移性PCの発生率(22%対31%)を有意に低下させた。
結論:長期データから、サルベージRTを併用した24ヵ月間のAATはOSを有意に改善し、転移性疾患を減少させることが確認された。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1416
PMID: 40752653
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