乳房DCISに対する放射線ブースト後の遅発性毒性および生活の質:BONBIS無作為化試験。

原題
Late Toxicities and Quality of Life after a Radiation Boost for Breast DCIS: BONBIS Randomized Trial.
背景:非浸潤性乳管癌(DCIS)では、全乳房放射線療法(WBRT)は局所再発率を低下させるが、患者の15~19%は10年以内に同側性乳房イベントを経験する。この試験は、局所無再発生存率に対する追加の局所放射線ブーストの影響を評価することを目的とした。

方法:2,004人の患者を対象とした多施設無作為化第3相試験では、2008年から2014年までのWBRT後の16 Gyブースト照射の効果を評価し、遅発性毒性、健康関連の生活の質、および乳房皮下線維症の予測因子に焦点を当てた。

結果:66.9ヶ月後、グレード2以上の乳房皮下線維症が4.9%に発生し、WBRT+ブースト群では発生率が上昇した。

結論:ブーストは有意な副作用および持続性乳房症状の発生率を上昇させた。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1442
PMID: 40752655

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