カルメット・ゲラン桿菌に反応しない高リスクの筋層非浸潤性膀胱がんに対するTAR-200:第IIb相SunRISe-1試験の結果。

原題
TAR-200 for Bacillus Calmette-Guérin-Unresponsive High-Risk Non-Muscle-Invasive Bladder Cancer: Results From the Phase IIb SunRISe-1 Study.
背景:TAR-200は、BCG療法に反応しない高リスクの筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)患者の治療にゲムシタビンを送達する革新的な膀胱内システムである。

方法:この第IIb相試験では、TAR-200単独またはcetrelimabとの併用投与を受けたBCG不応性上皮内癌の対患者、およびTAR-200単独で治療された乳頭状疾患の患者を対象とした。主要評価項目は、完全奏効(CR)率および無病生存率(DFS)であった。

結果:218人の患者のうち、CR率はTAR-200単独療法で82.4%であり、奏効期間中央値は25.8カ月であった。DFS率は乳頭状疾患で顕著であったが、治療関連の有害事象は管理可能であった。

結論:TAR-200単剤療法は強力な有効性と安全性を示し、この集団において併用療法よりも好ましい選択肢を提示している。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-01651
PMID: 40737582

コメント

タイトルとURLをコピーしました