原題
Comprehensive analysis of data from a nationwide Japanese cohort on particle therapy for metastatic liver tumors.
背景:本研究は,全生存(OS)と有害事象に焦点を当てて,転移性肝臓腫ようを治療するための粒子療法(PT)の有効性と安全性を評価した。
方法:2016年から2019年の間に陽子線治療と炭素イオン放射線療法で治療した患者の全国的な多施設前向きコホートを登録データを用いて解析し、OS、無増悪生存期間(PFS)、局所制御(LC)、及び重篤な毒性を評価した。
結果:322人の患者のうち、2年および5年推定OS率はそれぞれ55.7%および32.8%であった。より小さく単一の病変を有する患者では生存率の改善が認められた。有害事象は最小限であり、グレード5の毒性は報告されなかった。
結論:特に結腸直腸癌と乳癌癌の患者では,全生存率と良好な局所制御率が期待でき,重篤な有害事象の発生率も低かった。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.07.1433
PMID: 40720997
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