上咽頭がんに対する放射線療法中のADC変動に基づく耳下腺分泌機能の早期予測:第II相プロスペクティブ研究。

原題
Early prediction of parotid glands secretory function based on ADC variations during radiotherapy for nasopharyngeal carcinoma: a phase II prospective study.
背景:この研究では,放射線療法中の耳下腺の見かけの拡散係数(ADC)値の動的変化と鼻咽頭癌患者における早期腺機能不全との相関を調べた。

方法:化学放射線療法を受けている患者は、様々な治療ポイントで磁気共鳴拡散強調画像を受けた。ADC値および腺容積を測定し、一方、唾液機能をシンチグラフィーおよび口腔乾燥症基準を用いて評価した。

結果:80人の患者からの分析されたデータは、初期の治療分画におけるADC値の有意な増加を示し、放射線量および容積損失と相関していた。ADCの変化は口腔乾燥症の発生率と関連しており、腺機能不全の独立した予測因子として同定された。

結論:ΔADC5の変化は、放射線誘発耳下腺損傷を効果的に予測することができ、容積変化が起こる前の潜在的な早期介入を可能にする。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02696-7
PMID: 40713788

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