原題
Re-examining Post-operative Chemoradiotherapy in Head and Neck Cancer: An Updated Long-Term Combined Analysis of RTOG 9501/EORTC 22931.
背景:術後化学放射線療法(CRT)は、節外進展(ENE)および/または切除断端陽性の患者に推奨される。これまでの解析では、予測バイオマーカーの評価が行われていなかった。
方法:この研究では、RTOG 9501およびEORTC 22931からの744人の患者を評価し、術後のCRTと放射線療法(RT)の結果を比較した。全生存(OS)、がん特異的死亡(CSM)、およびその他の原因による死亡(OCM)を、Cox回帰および競合リスク法を用いて解析した。
結果:追跡期間中央値は6.9年であった。CRTはOS全体(HR=0.81)を改善し、特にENE/切除断端陽性患者(HR=0.71)で改善した。CSMは減少したが(HR=0.68)、OCMは増加した(HR=1.51)。
結論:CRTは、ENEおよび/または切除断端陽性の患者よりも有益である。CRTの最適な候補者を特定するには、さらなる研究が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.07.004
PMID: 40680992
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