がん患者におけるCOVID-19関連の入院および死亡の危険因子:国立がん研究所のがん患者におけるCOVID-19研究(NCCAPS)。

原題
Risk Factors for COVID-19-Related Hospitalization and Death in Patients With Cancer: The National Cancer Institute COVID-19 in Cancer Patients Study (NCCAPS).
背景:治療を受けているがん患者は、入院および死亡を含む重症COVID-19アウトカムのリスクが高い。

方法:NCCAPS研究では、COVID-19検査陽性から14日以内にがんを発症した成人を解析し、多変量回帰を通じて重症度および死亡に影響を及ぼす因子を評価した。

結果:患者1,572人のうち、3.0%が90日以内にCOVID-19関連の死亡を経験した。化学療法および既存疾患は入院リスクを増大させたが、ワクチン接種歴は入院リスクを低下させた。

結論:本研究は、がん患者に対するCOVID-19の有意な影響を強調しており、治療の中断および死亡率はがんの種類およびワクチン接種の状況によって異なる。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.2010
PMID: 40674082

コメント

タイトルとURLをコピーしました