小細胞肺癌および1~10個の脳転移を有する患者における定位放射線手術:多施設共同、第II相、前向き臨床試験。

原題
Stereotactic Radiosurgery in Patients With Small Cell Lung Cancer and 1-10 Brain Metastases: A Multi-Institutional, Phase II, Prospective Clinical Trial.
背景:定位放射線照射(SRS/SRT)は限定された脳転移に対して好まれるが、全脳照射(WBRT)は小細胞肺癌(SCLC)に対して依然として標準であり、SRS/SRTに関するデータは不足している。本研究は、SRS/SRTで治療した1〜10個の脳転移を有するSCLC患者の神経学的死亡率を評価することを目的とした。

方法:適格な患者は、1~10個の脳転移を有するSCLCを有し、SRS/SRT後の画像でモニターされ、以前の脳指向放射線から除外された。

結果:登録された100人の患者のうち、生存期間中央値は10.2ヶ月であり、1年神経学的死亡率は11%であったのに対し、WBRTでは歴史的に17.5%であった。

結論:SRS/SRTは低い神経学的死亡率を示し,脳転移を有するSCLC患者におけるその使用を支持した。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00056
PMID: 40644657

コメント

タイトルとURLをコピーしました