切除可能な黒色腫患者を対象とした術前補助療法+術後補助療法としてのRelatlimab(抗LAG 3)およびニボルマブ(抗PD 1)を評価する長期生存およびバイオマーカー解析。

原題
Long-Term Survival and Biomarker Analysis Evaluating Neoadjuvant Plus Adjuvant Relatlimab (anti-LAG3) and Nivolumab (anti-PD1) in Patients With Resectable Melanoma.
背景:免疫チェックポイント阻害(ICB)は、特に進行した切除不能な疾患に対するニボルマブおよびrelatlimabを用いて、メラノーマの治療成績を有意に改善した。

方法:第II相臨床試験(NCT02519322)では、ステージIII/IVの切除可能な黒色腫において、ネオアジュバント全身治療(NST)とそれに続くアジュバントニボルマブおよびレテラトリマブを調査した。

結果:最新の追跡調査(中央値47ヵ月)では、4年目の無イベント率は80%であり、主要な病理学的反応(MPR)を達成した患者の無イベント率は95%であった。遺伝子発現解析から、MPRに関連するベースラインの免疫調節経路のアップレギュレーションおよび耐性に関連するB7-H3発現が明らかになった。

結論:術前補助療法としてのニボルマブおよびrelatlimabは長期的なベネフィットをもたらし、耐性の潜在的バイオマーカーを特定する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00494
PMID: 40638872

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