ステージIIIの黒色腫におけるネオアジュバント病変内標的免疫サイトカイン(Daromun)。

原題
Neoadjuvant Intralesional Targeted Immunocytokines (Daromun) in Stage III Melanoma.
背景:この第3相試験では、ステージIIIB/Cの黒色腫に対する術前補助療法として、免疫サイトカインの組み合わせ(L19IL2とL19TNF)であるdaromunを評価した。

方法:246人の患者を、4週間の病変内ダロムン投与に続いて手術を受ける群、または以前のアジュバント治療を可能にする手術のみを受ける群に無作為に割り付けた。主要エンドポイントは無再発生存期間(RFS)であった。

結果:21ヶ月の追跡調査時に、術前補助療法群(N=122)は手術群(6.8ヶ月)と比較して有意に長いRFS(16.7ヶ月)を示し、遠隔再発リスクは40%低下した。しかし、daromun群では27.1%がグレード3以上の治療関連有害事象を経験した。

結論:Daromunは局所進行メラノーマのRFSを改善し、管理可能な安全性プロファイルを提示する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.06.014
PMID: 40633690

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