原題
Prognostic significance of early on-treatment evolution of circulating tumor DNA in advanced ER+/HER2- breast cancer.
背景:進行したエストロゲン受容体陽性、HER2陰性(ER+/HER2-)乳癌は、しばしばホルモン治療およびCDK4/6阻害薬に対する耐性をもたらす。現在の方法では、治療の初期に反応者と非反応者を区別することができない。
方法:PADA-1試験の369人の患者からの血漿サンプルをベースライン時および中央値28日後に採取した。ctDNAは、497遺伝子パネルを用いて分析した。
結果:ベースラインのctDNAレベルおよび治療早期の動態は、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の予後予測因子であった。ctDNAに基づくリスクモデルは、従来のRECIST評価と比較して生存アウトカムを向上させた。
結論:早期のctDNA変化は有効な予後マーカーとして役立ち、進行したER+/HER2-乳癌の臨床診療への統合を支持する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.06.015
PMID: 40623476
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