大量の生検コア病変は、中リスク前立腺がんに対するSBRT単独療法後の失敗とは関連していない。

原題
High-volume biopsy core involvement is not associated with failure after SBRT monotherapy for intermediate-risk prostate cancer.
背景:大量(50%以上)の生検コア病変(HVCI)は、主に従来の放射線療法の時代に確立された中リスクの前立腺がんの転帰不良と関連している。本研究では、体幹部定位放射線治療(SBRT)を受けている患者におけるHVCIの関連性を評価する。

方法:ホルモン治療を受けていない中リスク(グリーソングレード2および3)のがんに対して5分割SBRTで治療された患者888人のデータを解析した。HVCIは3つの方法で評価され、アウトカムは回帰分析によって評価された。

結果:HVCIは、コホート全体でもグリーソンサブグループでも生化学的無病生存率(BDFS)に有意な影響を及ぼさなかったが、グリーソン3の患者ではPSA最低値までの時間との相関が認められた。

結論:HVCIは、予後良好な中等度リスク疾患(GG2)に対するSBRT単独療法におけるBDFSの有意な予測因子ではなく、GG3患者に対するHVCIの予後的価値に関するさらなる研究が必要である。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111038
PMID: 40618896

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