原題
Evaluating the immune response after targeted radionuclide therapy: towards a correlation between absorbed dose and response.
背景:標的放射性核種療法(TRT)は神経内分泌癌および前立腺癌の治療に有望であるが、治癒成績は限られている。その免疫原性の可能性および免疫療法との相乗効果は、外照射療法(EBRT)と比較して依然としてあまり研究されていない。
方法:文献レビューでは、TRTに対する免疫応答を評価し、インビボ腫瘍部位およびインビトロ培養細胞の両方について吸収線量および線量率を計算した。線量計算のための様々なアプローチを評価し、これらの指標をTRT後の免疫パラメータの変化と相関させた。
結果:24件の研究から、吸収線量とCD8+T細胞活性化との間に強い相関関係があることが明らかになった。最大線量率と免疫パラメータとの間には有意ではない関連が認められ、正確な線量測定の必要性が強調された。
結論:TRTは免疫原性の可能性を示すが、免疫療法との併用療法を前進させる効果的な免疫調節のための最適な吸収線量と線量率を同定するためには、さらなる研究が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.06.3855
PMID: 40609841
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