マウス膵管腺がんにおける免疫抑制好中球の再配線によるSBRTの改善。

原題
Improving SBRT by re-wiring immunosuppressive neutrophils in murine pancreatic ductal adenocarcinoma.
背景:本研究では、従来の放射線と比較して改善された結果を示した定位放射線治療(SBRT)を用いた膵管腺癌(PDAC)の治療における好中球の役割を検討した。

方法:PDACのマウスモデルを標的SBRTに供し、好中球浸潤および表現型の変化を、SBRTおよびIL-12ミクロスフェアを用いた併用療法の効果とともに分析した。

結果:照射された腫瘍では好中球が有意に増加し、免疫抑制プロファイルを示し、放射線抵抗性に寄与した。しかし、IL-12で処理すると、これらの細胞は抗腫瘍表現型に再プログラムされた。

結論:好中球はSBRTの有効性において二重の役割を果たしており、PDACにおける治療標的としての可能性を強調している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.06.3853
PMID: 40609840

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