原題
First-Line Therapy For Advanced Non-Clear Cell Renal Cell Carcinoma: A Systematic Review and Meta-Analysis.
背景:非淡明細胞型腎細胞癌(nccRCCs)は、その異質性および臨床試験における代表性が最小限であるために困難であり、免疫療法と標的療法を組み合わせた効果的な治療戦略の必要性が強調されている。
方法:客観的奏効率(ORR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、および疾患制御率(DCR)に焦点を当てて、第一選択の免疫療法の組み合わせおよび標的療法の有効性を評価するために、著名な医学データベースにわたって系統的な文献検索を実施した。
結果:23件の研究を解析したところ、nccRCC治療群のORRは26.6%、DCRは57.8%、PFS中央値は6.59ヵ月、OS中央値は21.11ヵ月であり、ICIの有意な有効性が示された。
結論:ICIは、特に標的療法と併用した場合、転移性nccRCCに対して有望な有効性を示し、治療ガイドラインへの組み入れを支持し、将来の研究における個別化アプローチの必要性を強調した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.1891
PMID: 40608318
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