原題
Carbon-Ion Radiotherapy as a Local Treatment Option for Hepatocellular Carcinoma With Child-Pugh Class B Cirrhosis.
背景:Child-Pugh分類クラスB(CP-B)の肝細胞癌(HCC)患者に対する局所治療戦略は不明である。本研究では、これらの患者に対する炭素イオン放射線療法(CIRT)の安全性と有効性を評価する。
方法:2017年3月から2023年6月までにCIRTを受けた15人のCP-B HCC患者を分析した。カプラン・マイヤー法を用いて生存および局所制御の確率を評価し、肝毒性は治療後6ヵ月以内のCPスコアの2ポイント以上の上昇と定義した。
結果:追跡期間中央値は18.7ヵ月であった。1年および2年全生存率はそれぞれ67%および50%であり、局所制御率は94%であった。
結論:CIRTはCP-Bを有するHCC患者に対する安全で有効な局所治療の選択肢である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101812
PMID: 40607041
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