大腸癌からの孤立性傍大動脈リンパ節再発に対する炭素イオン線治療と光子線治療の転帰。

原題
Outcomes of Carbon-Ion Radiotherapy versus Photon Therapy for Isolated Para-aortic Lymph Node Recurrence from Colorectal Cancer.
背景:この研究は,治癒的手術後の結腸直腸癌からの孤立した傍大動脈リンパ節(PALN)転移を有する患者における炭素イオン放射線療法(CIRT)対光子放射線療法(RT)の有効性を評価する。

方法:後ろ向き解析には116人の患者(53人のCIRT、63人のフォトンRT)が含まれた。局所制御(LC)、無増悪生存期間(PFS)、および全生存期間(OS)は、調整のための傾向スコアマッチング(PSM)とともに、カプラン・マイヤーおよびコックス回帰分析を使用して評価された。

結果:CIRTは有意に高い2年LC(78.9%対68.1%、P=0.028)を示し、PFSまたはOSに差はなかった。急性消化管毒性はCIRTの方が少なかった。

結論:CIRTはPALN転移に対して光子RTよりも優れたLCと良好な毒性プロファイルを提供する。慎重な患者選択は転帰をさらに高める可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.06.3868
PMID: 40582601

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