バレット食道のサーベイランスにおけるカプセルスポンジによるバイオマーカーリスク層別化:英国の実臨床での実施のプロスペクティブ評価。

原題
Biomarker risk stratification with capsule sponge in the surveillance of Barrett’s oesophagus: prospective evaluation of UK real-world implementation.
背景:バレット食道に対する内視鏡サーベイランスの有効性は様々である。本研究の目的は、低リスク患者に対する不必要な内視鏡検査を最小限に抑えながら、異形成またはがんのリスクが高い患者を特定するために、細胞採取装置およびバイオマーカーを用いた新しいリスク層別化ツールを評価することであった。

方法:英国の13の病院にわたる多施設研究において、非異形成バレット食道の患者910人がカプセルスポンジ検査を受け、バイオマーカーに基づいてリスク群に分類された。

結果:参加者のうち、15%が高リスクであり、異形成または癌の陽性適中率は37.7%であった。低リスク群の高度異形成の有病率はわずか0.4%であった。

結論:リスクパネルはリスクのある患者を効果的に特定し、低リスクのバレット食道症例におけるより安全なサーベイランス管理を可能にする。
Journal: Lancet (CiteScore 2022: 133.2)
DOI: 10.1016/S0140-6736(25)01021-9
PMID: 40570865

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