非小細胞肺癌患者における再照射のESTRO/EORTC分類の予後的価値の評価。

原題
Evaluation of the prognostic value of the ESTRO/EORTC classification of reirradiation in patients with non-small cell lung cancer.
背景:非小細胞肺癌(NSCLC)に対する胸部放射線療法による再治療は勢いを増しているが、その有効性と安全性に関するエビデンスは限られている。本研究では、ESTRO/EORTCの定義に基づいて、根治的胸部再治療の転帰を評価した。

方法:この後ろ向き研究では、2015年から2023年までに2回目の根治的胸部放射線療法コース(40 Gy以上のEQD2)を受けたNSCLC患者を対象とし、カプラン・マイヤー推定値およびコックス回帰を用いて生存転帰を分析した。

結果:150人の患者のうち、全生存期間中央値は26.3ヶ月であり、局所制御は再治療の種類によって異なっていた。特に、重度の毒性は患者の7.3%に発生した。

結論:NSCLCに対する根治的胸部再治療は実行可能であり、良好な転帰と管理可能な毒性を示し、ESTRO/EORTC分類の重要性を強調した。
Journal: Radiother Oncol (CiteScore 2022: 10.5)
DOI: 10.1016/j.radonc.2025.111003
PMID: 40555298

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