原題
Surgery Versus Ablation for Hepatocellular Carcinoma: A Randomized Controlled Trial (SURF-RCT Trial) and a Nonrandomized Prospective Observational Trial (SURF-Cohort Trial).
背景:この研究は無作為化対照試験(SURF-RCT)と非無作為化観察コホート(SURF-コホート)を通して肝細胞癌(HCC)の治療における手術と高周波アブレーション(RFA)の有効性を比較することを目的とした。
方法:日本の49施設で実施された試験では、HCC結節が3 cm以下で最大3個の結節を有する患者を対象とし、全生存(OS)および無再発生存(RFS)を主要評価項目として評価した。
結果:1,094人の登録患者のうち、302人と753人がそれぞれSURF-RCTとSURF-コホートに含まれた。5年OSは74.6%(手術)対70.4%(RFA)であり、RFSは同程度であった。
結論:SURF試験では、小さなHCC症例に対してRFAを上回る手術の有意な優位性は認められなかった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02030
PMID: 40554738
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