原題
Patritumab Deruxtecan (HER3-DXd; MK-1022) in Non-Small Cell Lung Cancer After Platinum-Based Chemotherapy and Immunotherapy.
背景:Patritumab deruxtecan(HER3-DXd)は、一般的なドライバー変異の有無にかかわらず、進行した非小細胞肺癌(NSCLC)の治療を目的とした開発中の抗体-薬物複合体であり、以前の研究で有望であることが示されている。
方法:以前の治療で進行した進行NSCLCの47人の患者に、3週間ごとに5.6 mg/kgのHER3-DXdを投与した。主要エンドポイントは、確認された客観的奏効率(cORR)であった。
結果:cORRは27.7%であり、奏効期間中央値は8.1ヵ月であった。無増悪生存期間中央値は5.5ヵ月であったが、全生存期間は15.2ヵ月であった。治療関連の有害事象は患者の半数以上に発生した。
結論:HER3-DXdは多様なNSCLCサブタイプにおいて有効性と安全性を示し、さらなる臨床試験を正当化する。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02744
PMID: 40554742
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