脊椎転移に対して放射線治療を受けた患者における脊椎骨折の予測因子としての脊髄不安定性腫瘍スコア:単一施設研究。

原題
Spinal Instability Neoplastic Score as a Predictor of Vertebral Fracture in Patients Undergoing Radiation Therapy for Spinal Metastases: A Single-Institution Study.
背景:脊髄不安定性腫瘍スコア(SINS)は転移性癌における脊髄の安定性を評価するために使用される。本研究では、脊椎圧迫骨折(VCF)の予測因子としてSINSを評価し、寄与因子を同定する。

方法:未治療の脊髄病変を有する194人の患者を放射線療法前に登録した。彼らは新たな骨折または悪化する骨折についてモニターされた。

結果:33件の新規または悪化した骨折が発生した(9.1%)。骨折リスクの上昇と関連する主要なSINS因子には、病変部位(L2-L4)、CT上の混合性または溶解性の外観、および50%未満の椎骨虚脱が含まれた。骨強化薬は骨折リスクを低下させた。

結論:SINSはVCFリスクを効果的に予測し、特異的な病変の特徴および薬剤の使用が転帰に影響する。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101803
PMID: 40548161

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