原題
DNA methyltransferase 3A (DNMT3A) mutations and PD-(L)1 blockade efficacy in non-small cell lung cancer.
背景:転移性非小細胞肺癌(NSCLC)に対するPD-(L)1阻害の進歩にもかかわらず、多くの患者は免疫チェックポイント阻害薬(ICI)に反応しない。ICIの有効性に影響を及ぼすゲノム変化の役割は依然として不明である。
方法:この研究には、ICIで治療された進行NSCLC患者が含まれ、包括的なゲノムプロファイリングおよび配列決定データのベータ二項モデリングを利用して、突然変異のクローン性を分析した。
結果:1,539例のNSCLC症例のうち、DNMT3A変異は4.7%に認められ、野生型症例と比較して良好な奏効率(41.7%対21.5%、P<0.001)、無増悪生存期間(HR:0.61)および全生存期間(HR:0.66)の改善と相関していた。
結論:DNMT3A変異は良好な免疫表現型を示し、NSCLCにおける免疫療法への反応の改善を予測する。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.06.003
PMID: 40541864
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