原題
Ureter tolerance in patients treated with SBRT on abdominopelvic lymph nodes: analysis on dose-related late toxicity.
背景:本研究では、腹部骨盤リンパ節のオリゴ転移に対して体幹部定位放射線治療(SBRT)で治療された患者の線量に関連した遅発性尿管毒性を評価し、計画された尿管線量と実際の尿管線量の差を調査した。
方法:2011年から2023年までにSBRTで治療された患者のレトロスペクティブレビューが実施された。毒性はCTCAE v5.0を用いて分類され、10 Gyを超える線量を受けた尿管からの線量体積ヒストグラムパラメータは、公表されている線量制約に対して分析された。
結果:144人の患者の中で、グレード3の尿管毒性の発生率は低かった(2%)。患者の23%が用量制限を超えたが、毒性は最小限であり、計画用量と投与用量の間に有意差はなかった。
結論:計画された用量は受けた用量を正確に反映しており、他の因子が尿管毒性に寄与する可能性があることを示唆している。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.087
PMID: 40541792
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