ランダム化第3相試験におけるイピリムマブと比較した腫瘍浸潤リンパ球で治療された転移性黒色腫患者の健康関連の生活の質。

原題
Health-Related Quality of life of patients with metastatic melanoma treated with tumor-infiltrating lymphocytes compared to ipilimumab in a randomized phase 3 trial.
背景:この研究では、以前の治療失敗後に腫瘍浸潤性リンパ球治験薬(TIL-IMP)とイピリムマブ(IPI)で治療された転移性黒色腫患者の健康関連の生活の質(HRQoL)を評価する。

方法:第3相試験では、患者をTIL-IMPまたはIPI(NCT02278887)に無作為に割り付け、EORTC QLQ-C15-PAL、EQ-5D、およびIESを用いてHRQoLを評価した。

結果:被験者168人のうち、TIL-IMPは24週目に全般的な健康状態および情緒的機能スコアが高く、疲労および疼痛は低かったが、悪心は高かった。しかし、これらの差には臨床的意義がなかった。

結論:TIL-IMP治療とIPI治療は同様のHRQoLアウトカムをもたらし、TIL-IMPは経時的に潜在的なベネフィットを示す。長期評価にはさらなる追跡調査が必要である。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.06.005
PMID: 40541863

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