原題
Induction vs Adjuvant Chemoradiotherapy in Patients With High-Risk N2 to N3 Nasopharyngeal Carcinoma: A Phase 3 Randomized Clinical Trial.
背景:局所進行上咽頭がんに対する最適な化学療法の順序は依然として不明である。本研究は、高リスクのN2~N3上咽頭がん患者を対象に、導入-同時化学療法と同時補助化学療法の有効性と安全性を比較することを目的とした。
方法:Sun Yat-sen University Cancer Centerで実施された無作為化第3相試験では、特定の癌ステージを有し、Epstein-BarrウイルスDNAレベルが高い18~65歳の患者を登録した。患者は導入-同時または同時-補助化学療法のいずれかを受けた。
結果:追跡期間中央値60.4ヶ月で、3年無増悪生存率はそれぞれ73.5%および70.4%であった(P=0.45)。有害事象は両群で同程度であった。
結論:導入-同時化学療法は、同時-補助化学療法と比較して無増悪生存期間を有意に延長させず、両戦略が高リスク患者に対して実行可能であることを示した。
Journal: JAMA Oncol (CiteScore 2022: 44.3)
DOI: 10.1001/jamaoncol.2025.1597
PMID: 40531520
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