転移性前立腺癌におけるカボザンチニブ+アテゾリズマブ(CONTACT-02):第3相非盲検ランダム化試験の最終解析。

原題
Cabozantinib plus atezolizumab in metastatic prostate cancer (CONTACT-02): final analyses from a phase 3, open-label, randomised trial.
背景:骨盤外軟部組織転移を有する転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者は、アンドロゲン受容体経路阻害薬(ARPI)が奏効しなかった後の治療選択肢が限られている。本研究では、これらの患者に対するカボザンチニブとアテゾリズマブの併用を評価する。

方法:CONTACT-02は、mCRPCの男性575人を対象とした第3相試験であり、カボザンチニブ+アテゾリズマブまたはARPIスイッチのいずれかを受けるように無作為に割り付けられた。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)であり、治療群全体で安全性が評価された。

結果:カボザンチニブ+アテゾリズマブはPFSの改善を示したが(6.3ヵ月対4.2ヵ月、p=0.0007)、OSに有意差はなかった(14.8ヵ月対15.0ヵ月、p=0.30)。有害事象は併用群でより多くみられた。

結論:カボザンチニブとアテゾリズマブの併用は、ARPI失敗後のmCRPCの治療に有望な選択肢である。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00209-8
PMID: 40523369

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