原題
3D Echocardiographic Phenotyping of Left Ventricular Mechanics and Function With Contemporary Radiation Therapy.
背景:この研究は,乳癌,肺腫ようまたは縦隔リンパ種の患者における3D心エコー図を用いた胸部放射線治療(RT)後の早期心機能変化を評価することを目的とした。
方法:69人の患者を対象としたプロスペクティブ縦断研究では、RT前、直後、およびRT後5~9ヵ月の臨床データおよび3D心エコーデータを評価した。心機能指標には、左室駆出率および様々なストレイン指標が含まれ、心臓の線量指標との関連性が分析された。
結果:肺癌およびリンパ腫患者では、特にRT後の3D左室駆出率および全体的な縦方向の歪みにおいて、心機能の有意な低下が観察された。
結論:心機能の早期異常はRT後に発生する可能性があり、その決定因子と長期的影響についてのさらなる研究が必要である。
Journal: Adv Radiat Oncol (CiteScore 2022: 4.5)
DOI: 10.1016/j.adro.2025.101786
PMID: 40503428
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