局所進行子宮頸癌患者の再発および生存を予測するための循環腫瘍DNAの超高感度検出および追跡:第III相CALLA試験の解析。

原題
Ultrasensitive detection and tracking of circulating tumor DNA to predict relapse and survival in patients with locally advanced cervical cancer: phase III CALLA trial analyses.
背景:局所進行子宮頚癌(LACC)は化学放射線治療(CRT)後に再発することが多く、信頼できる予後バイオマーカーが必要である。CALLA試験では、CRTにdurvalumabを追加しても無増悪生存期間(PFS)は改善されないことが示された。

方法:この試験では、LACCの女性をdurvalumab+CRTまたはCRT単独に無作為に割り付けた。NeXT Personal®アッセイでは、循環腫瘍DNA(ctDNA)および循環HPV DNAを重要な間隔で評価した。これらのマーカーと臨床転帰との関係を分析した。

結果:ctDNAはベースラインサンプルの98.9%で検出され、PFSおよび全生存期間(OS)と相関していた。早期の時点での検出は臨床的進行を予測した。

結論:超高感度ctDNA検出は、病期に関係なく、LACCにおける疾患進行およびOSの有望な予後マーカーである。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.05.533
PMID: 40500687

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