ECOG-ACRIN Cancer Research Groupによるヒトパピローマウイルス誘発性中咽頭癌における経口手術およびリスクに基づく補助療法の第II相試験であるE3311の長期追跡調査。

原題
Long-Term Follow-Up of E3311, an ECOG-ACRIN Cancer Research Group Phase II Trial of Transoral Surgery and Risk-Based Adjuvant Treatment in Human Papillomavirus-Initiated Oropharynx Cancer.
背景:この第II相試験では、切除可能な疾患を有するHPV関連中咽頭癌(OPC)患者における非強化術後管理を伴う経口手術(TOS)を調査した。

方法:様々なリンパ節転移(N1から>4の陽性リンパ節)を有する患者は、観察からシスプラチンおよび高線量放射線まで、異なる治療強度を受けた。

結果:評価可能な359人の患者のうち、54カ月無増悪生存率(PFS)は90.6%、全生存率(OS)は95.3%であった。PFSおよびOSは治療群によって異なり、N1疾患の患者で顕著な結果が得られた。

結論:非強化管理を伴うTOSは優れたPFSおよびOS率を示すが、N1患者は放射線なしで晩期再発リスクに直面する可能性がある。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02550
PMID: 40493877

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