限局性前立腺癌に対するMRIガイド下対縮小マージンCTガイド下体幹部定位放射線治療の線量測定比較:第III相試験の事後解析。

原題
Dosimetric Comparison of MRI-Guided Versus Reduced Margin CT-Guided Stereotactic Body Radiotherapy for Localized Prostate Cancer: Post-Hoc Analysis of a Phase III Trial.
背景:MIRAGE試験では、MRIガイド下(MRg)放射線療法を用いて計画標的体積(PTV)マージンを減少させると、CTガイド下SBRT(CTgSBRT)と比較して、前立腺定位放射線治療(SBRT)後の毒性が減少することが示された。マージン減少単独の具体的な線量測定上の利点は不明であった。

方法:PTVマージン(3 mmと2 mm)が減少した16人のCTgSBRT患者の放射線治療計画を、2 mmマージンを利用した79人のMRgSBRT患者に対して遡及的に分析し、直腸と膀胱の毒性に対する線量測定と正常組織合併症確率(NTCP)を評価した。

結果:切除縁の減少は直腸線量測定を有意に改善し、ぼうこう線量測定の傾向を示した。NTCPモデリングは直腸毒性の顕著な減少を示した。

結論:CTgSBRTにおけるPTVマージンの減少は毒性リスクを低下させる可能性があるが、膀胱毒性の結果についてはさらなる調査が必要である。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.066
PMID: 40482729

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