小児がんの長期生存者における心筋症の10年リスクの予測。

原題
Predicting the 10-year risk of cardiomyopathy in long-term survivors of childhood cancer.
背景:小児がん生存者は、心筋症および心臓死のリスク増加に直面している。本研究では、これらの生存者における心筋症のリスク予測モデルを開発し、検証した。

方法:研究者らは、モデル開発のためにSt. Jude Lifetime Cohort(n=3,479)および検証のためにChildhood Cancer Survivor Study(n=6,875)のデータを解析し、様々なリスク因子を評価し、多変量ポアソン回帰を用いて10年心筋症リスクを予測した。

結果:心筋症の発生率はSJLIFEで2.2%、CCSSで1.3%であった。このモデルは有意な予測能力を示し、AUC値はそれぞれ0.833および0.812であった。

結論:検証されたモデルは、リスクのある小児がん生存者のより良い同定を可能にし、現在のガイドラインを上回る。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.05.539
PMID: 40480553

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