成人がん患者における終末期の新規全身抗がん治療と医療サービスの利用。

原題
Novel Systemic Anticancer Treatments and Health Services Use at the End of Life Among Adults With Cancer.
背景:本研究では、終末期(EOL)における全身抗がん治療(SACT)使用の傾向と医療サービス利用との関連を調査した。

方法:Ontario Cancer Registryからのデータを、2015年3月から2021年3月までの死亡から5年以内にSACTを受けた固形腫瘍または血液学的腫瘍を有する成人について分析した。SACTのタイプが分類され、アウトカムには医療サービスの利用率の高さと病院での死亡が含まれた。

結果:68,963人の患者のうち、26.6%がEOLで主に免疫療法であるSACTを受けた。SACTの使用は毎月有意に増加し、SACTに関連する病院死亡および医療サービスの使用の可能性が高くなった。

結論:EOL時のSACT使用、特に免疫療法は有意に増加し、医療サービス介入および病院死亡率の増加と相関していたことから、改訂されたガイドラインの必要性が示唆された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-24-02816
PMID: 40466035

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