原題
A nomogram integrating clinical stage and pre-EBV DNA to identify the cycles of induction chemotherapy for locoregionally advanced nasopharyngeal carcinoma.
背景:この研究は、高リスクの局所領域進行上咽頭癌(LA-NPC)患者に対する導入化学療法(IC)の最適サイクルを同定することを目的とした。
方法:バイアスを制限するために傾向スコアマッチング(PSM)を用いて、885人の患者の後ろ向き分析を行った。全生存期間(OS)を主要評価項目とし、予後因子についてカプラン・マイヤー曲線および多変量Cox回帰を用いて解析した。
結果:PSMコホートでは、IC=4レジメンは高リスク患者の5年OSを有意に改善したが(70.4%対54.7%)、低リスク患者はいずれのレジメンでも同等のOSを維持した。IC=4群では重篤な副作用の発生率が高かった。
結論:LA-NPC患者におけるICサイクルのための個別化された勧告を提供するためにノモグラムを開発した。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02672-1
PMID: 40468367
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