共有結合ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬による前治療を受けた慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫(BRUIN CLL-321)におけるピルトブルチニブ対イデラリシブ/リツキシマブまたはベンダムスチン/リツキシマブの第III相試験。

原題
Phase III Trial of Pirtobrutinib Versus Idelalisib/Rituximab or Bendamustine/Rituximab in Covalent Bruton Tyrosine Kinase Inhibitor-Pretreated Chronic Lymphocytic Leukemia/Small Lymphocytic Lymphoma (BRUIN CLL-321).
背景:非共有結合ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤であるピルトブルチニブは、共有結合BTK阻害剤で以前に治療された再発/難治性慢性リンパ性白血病(CLL)患者において有望な結果を示している。

方法:BRUIN CLL-321試験では、主要エンドポイントとして無増悪生存期間(PFS)を評価して、238人の患者をピルトブルチニブ(200 mg/日)または治験責任医師が選択したイデラリシブ/リツキシマブまたはベンダムスチン/リツキシマブの投与にランダムに割り付けた。

結果:PirtobrutinibのPFS中央値は14ヵ月であったのに対し、ICでは8.7ヵ月であり、重度の有害事象の発生率は低かった。

結論:CbtKiで前治療されたCLL/SLL患者において、ピルトブルチニブはIdelaR/BRと比較してPFSおよび次の治療までの時間を有意に改善し、忍容性も良好であった。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00166
PMID: 40479620

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