骨盤放射線療法の線量分布がリンパ球数に及ぼす影響の調査:ボクセルベースの解析。

原題
Exploring the impact of pelvic radiotherapy dose distribution on lymphocyte counts: a voxel-based analysis.
背景:本研究では、重度の放射線誘発リンパ球減少症(SRIL)に対する骨盤放射線療法の影響を評価し、ボクセル単位の分析を通じてその臨床的および線量測定的予測因子を特定する。

方法:骨盤RTを受けた122人の患者の後ろ向き分析では、治療前と開始後1か月以内にリンパ球絶対数(ALC)を測定した。患者をSRIL群と非SRIL群に分類し、臨床/線量測定パラメータとの関連を、空間線量マッピングのためのボクセルベースの分析とともに、単変量および多変量解析を用いて分析した。

結果:ベースラインのALCはSRILの最も有意な予測因子であった。ボクセルベースの解析では、大腿骨頭に有意な関連性が認められた。

結論:同定された因子は、大腿骨頭における領域用量パターンがSRILに有意に影響することを示している。
Journal: Radiat Oncol (CiteScore 2022: 6.6)
DOI: 10.1186/s13014-025-02652-5
PMID: 40462153

コメント

タイトルとURLをコピーしました