原題
Measurable Residual Disease-Guided Therapy in Newly Diagnosed Myeloma.
背景:測定可能な残存病変(MRD)は、新たに診断された多発性骨髄腫の重要な予後因子である。本研究では、適格患者における自家幹細胞移植(ASCT)を用いたMRDガイド下の地固め療法を評価する。
方法:第3相試験では、新たに骨髄腫と診断され、Isa-KRdによる導入療法後の患者を、MRDの状態に基づいて、様々なASCTまたは地固め療法レジメンに無作為に割り付けた。
結果:MRD陰性患者では、86%(ASCT)および84%(Isa-KRd)が維持療法前のMRD陰性を達成した。MRD陽性患者では、32%(タンデムASCT)および40%(シングルASCT)がこの状態を達成した。いずれの戦略も有意差を示さなかった。
結論:MRD陰性患者は、Isa-KRdと比較してASCTからより多くの利益を得ることはなく、タンデムASCTは、MRD陽性症例において単一ASCTよりも優れていなかった。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2505133
PMID: 40459097
コメント