原題
Isatuximab Subcutaneous by On-Body Delivery System vs Isatuximab Intravenous Plus Pomalidomide and Dexamethasone in Relapsed/Refractory Multiple Myeloma: Phase 3 IRAKLIA Study.
背景:IRAKLIA試験では、再発/難治性多発性骨髄腫(MM)を対象に、ポマリドミドおよびデキサメタゾンと併用したイサツキシマブの皮下(SC)投与と静脈内(IV)投与の有効性および安全性を評価した。
方法:この第3相試験では、531人の患者がイサツキシマブOBDS(1400 mg)またはIV(10 mg/kg)と標準治療のいずれかに無作為に割り付けられ、主要評価項目である全奏効率(ORR)と薬物濃度の非劣性が評価された。
結果:12ヶ月後、ORRはOBDSで71.1%、IVで70.5%であり、薬物動態は同程度であった。有害事象は同程度であり、OBDSの方が注入反応率が低かった。
結論:本試験では、イサツキシマブOBDSのIVに対する非劣性が確認され、MMにおける治療効率を改善する可能性が支持された。
Journal: J Clin Oncol (CiteScore 2022: 39.6)
DOI: 10.1200/JCO-25-00744
PMID: 40459178
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