進行尿路上皮癌患者における一次維持療法としてのアベルマブ+サシツズマブ・ゴビテカンとアベルマブ単剤療法の比較:JAVELIN Bladder Medley中間解析。

原題
Avelumab plus sacituzumab govitecan versus avelumab monotherapy as first-line maintenance treatment in patients with advanced urothelial carcinoma: JAVELIN Bladder Medley interim analysis.
背景:アベルマブ維持療法は、プラチナ製剤をベースとした化学療法後の局所進行または転移性尿路上皮癌患者に適応となる。JAVELIN Bladder Medley試験のこの中間解析では、アベルマブとサシツズマブ・ゴビテカンの併用の有効性を、アベルマブ単独と比較して焦点を当てている。

方法:非進行性la/mUC患者を、アベルマブ+SGまたはアベルマブ単独投与に無作為に割り付けた。主要アウトカムには、無増悪生存期間(PFS)および安全性が含まれた。

結果:アベルマブとSGの併用群のPFS中央値は11.17ヵ月であったのに対し、単剤療法群では3.75ヵ月であった。治療関連の有害事象は併用群で有意に多かった。

結論:アベルマブとSGの併用は、la/mUC患者のPFSの改善を示しているが、有害事象の発生頻度も高い。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.05.010
PMID: 40456670

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