中下部直腸癌に対するロボット手術と腹腔鏡下手術の比較:REAL無作為化臨床試験。

原題
Robotic vs Laparoscopic Surgery for Middle and Low Rectal Cancer: The REAL Randomized Clinical Trial.
背景:直腸癌に対するロボット手術は人気を集めているが、長期の腫瘍学的転帰は十分に文書化されていない。

方法:この多施設無作為化臨床試験には、11のセンターからの中または低直腸腺がんの1,240人の患者が含まれ、ロボット手術と従来の腹腔鏡下手術の間の3年間の局所領域再発率を比較した。

結果:1,171人の患者を対象とした一次解析では、3年局所領域再発率はロボット手術で1.6%であったのに対し、腹腔鏡下手術では4.0%であった(HR 0.45、p=0.03)。ロボット手術はまた、優れた無病生存率(87.2%対83.4%、p=0.04)および排尿機能および性機能の改善を示した。

結論:ロボット手術は腹腔鏡アプローチと比較して長期転帰を有意に改善し、中または下部直腸癌の治療に好ましい選択肢であることを示唆した。
Journal: JAMA (CiteScore 2022: 45.4)
DOI: 10.1001/jama.2025.8123
PMID: 40455621

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