原題
Tarlatamab in Small-Cell Lung Cancer after Platinum-Based Chemotherapy.
背景:Tarlatamabは、小細胞肺癌治療のために最近承認された二重特異性T細胞誘導免疫療法である。プラチナ化学療法後に癌が進行した患者における化学療法と比較したその有効性は不明である。
方法:プラチナ製剤療法後に進行した小細胞肺癌患者を対象に、タルラタマブと化学療法を比較した第3相試験では、参加者はタルラタマブまたは化学療法のいずれかを受け、全生存期間を主要評価項目とした。
結果:計509名の患者が無作為に割り付けられた。タルラタマブは、化学療法(8.3ヵ月)と比較して、全生存期間中央値(13.6ヵ月)が長く、有害事象発生率も低かった。
結論:タルラタマブは、この患者集団において、化学療法と比較して全生存期間および忍容性を有意に改善する。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2502099
PMID: 40454646
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