転移性去勢抵抗性前立腺がんにおけるエンザルタミドとラジウム223の併用:EORTC 1333/PEACE-3試験の結果。

原題
Enzalutamide plus radium-223 in metastatic castration-resistant prostate cancer: results of the EORTC 1333/PEACE-3 trial.
背景:EORTC 1333「PEACE-3」試験では、転移性去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)および骨転移を有する患者を対象として、エンザルタミドとラジウム223(Ra223)の併用の有効性を評価した。

方法:2015年11月から2023年3月まで、446人の患者が、エンザルタミドまたはエンザルタミドと6回のRa223注射のいずれかを受けるように無作為に割り付けられ、強制的にゾレドロン酸またはデノスマブが投与された。主要評価項目は放射線学的無増悪生存期間(rPFS)であった。

結果:併用療法はrPFSを有意に改善した(19.4ヵ月対16.4ヵ月、HR 0.69)。全生存期間(OS)中央値も併用群の方が良好であった(42.3ヵ月対35.0ヵ月、HR 0.69)。

結論:PEACE-3試験では、エンザルタミドとRa223の併用によりrPFSが延長することが示されており、OSデータからはさらなるベネフィットが示唆されているため、解析を継続する必要がある。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.05.011
PMID: 40450503

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