BRAF変異を有する大腸がんにおけるエンコラフェニブ、セツキシマブ、およびmFOLFOX6。

原題
Encorafenib, Cetuximab, and mFOLFOX6 in BRAF-Mutated Colorectal Cancer.
背景:第3相試験では、V 600 E変異を有する転移性結腸直腸癌に対して、mFOLFOX6化学療法を併用するまたは併用しないエンコラフェニブ+セツキシマブ(EC)と標準治療を比較し、ECのFDA承認につながった有意な客観的奏効率を強調した。

方法:未治療のV 600 E変異結腸直腸癌患者を、客観的反応および無増悪生存期間に焦点を当てて、EC、EC+mFOLFOX6、または標準治療を受けるようにランダムに割り付けた。

結果:EC+mFOLFOX6は、標準治療と比較して、無増悪生存期間(12.8ヵ月対7.1ヵ月)および全生存期間(30.3ヵ月対15.1ヵ月)を有意に改善し、安全性プロファイルは管理可能であった。

結論:EC+mFOLFOX6は、この侵攻性のがんサブタイプを有する患者の生存に顕著な利益をもたらす。
Journal: N Engl J Med (CiteScore 2022: 134.4)
DOI: 10.1056/NEJMoa2501912
PMID: 40444708

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