イマチニブによる治療を受けた進行消化管間質腫瘍の20年生存率BFR14試験の探索的長期追跡調査。

原題
Twenty year survival of advanced gastrointestinal stromal tumours treated with imatinib Exploratory long-term follow-up of the BFR14 trial.
背景:消化管間質腫瘍(GIST)はしばしばKITおよびPDGFRAキナーゼの変異に起因する。イマチニブは転移性GISTに有効であることが証明されているが、その長期生存効果は完全には理解されていない。

方法:多施設共同第III相試験であるBFR14試験では、長期生存転帰を評価することを目的として、イマチニブによる治療を受けた進行GIST患者434人が登録された。

結果:追跡期間中央値219か月後、全生存期間(OS)中央値は75.3か月であった。生存率は10年、15年、20年でそれぞれ33.9%、19.8%、13.1%であった。女性であることや完全切除などの因子が生存率を有意に改善した。

結論:BFR14試験では、イマチニブの長期有効性が示され、完全奏効およびR0切除により生存期間中央値が有意に延長した。
Journal: Ann Oncol (CiteScore 2022: 63)
DOI: 10.1016/j.annonc.2025.05.535
PMID: 40447230

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