原題
Analysis of drug consumption and expenditure of WHO essential medicines for cancer in 40 countries and regions between 2012 and 2022: a multinational drug use study.
背景:1977年から2年ごとに更新されているWHOの新生物に対する必須医薬品モデルリスト(EML)は、治療アクセスの不平等に対処することを目的としている。本研究では、WHOに掲載されたがん治療薬の使用と支出における世界的なパターンを評価する。
方法:40の経済における2012年から2022年までの65の必須抗癌剤の消費と支出データを分析した。様々な統計的方法により、傾向および所得水準やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)などの因子との関連を評価した。
結果:2022年までに、必須のがん治療薬の年間消費は所得レベル間で同程度であったが、支出は有意に異なっていた。中所得国は消費と支出の両方でより高い成長率を示した。
結論:異なる経済間のがん治療薬消費の差は、特に中所得国では縮小しており、UHCの改善と関連している可能性がある。
Journal: Lancet Oncol (CiteScore 2022: 62)
DOI: 10.1016/S1470-2045(25)00159-7
PMID: 40409320
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