転移性、再発、または持続性子宮頸癌におけるAtezolizumabと体幹部定位放射線治療:第II相多施設共同研究の結果。

原題
Atezolizumab and Stereotactic Body Radiation in Metastatic, Recurrent, or Persistent Cervical Cancer: Results from a Phase II Multi-Institutional Study.
背景:ペムブロリズマブはPD-L1陽性子宮頸癌に対して承認されているが、PD-L1陰性腫瘍における奏効率は低い。

方法:この第II相多施設試験では、少なくとも2つの病変を有する転移性子宮頚癌患者を対象に、体幹部定位放射線治療(SBRT)とそれに続くアテゾリズマブの有効性を評価した。主要評価項目は、非照射標的病変における客観的奏効率とした。

結果:登録された21人の患者のうち、24%が部分奏効を達成し、57%が疾患の安定を示した。特に、PD-L1陰性腫瘍では奏効が観察され、奏効期間の中央値は8.6ヵ月であった。

結論:SBRTとアテゾリズマブの併用は忍容性が良好であり、PD-L1陰性の転移性子宮頸癌における免疫応答を増強する可能性がある。
Journal: Int J Radiat Oncol Biol Phys (CiteScore 2022: 11)
DOI: 10.1016/j.ijrobp.2025.05.003
PMID: 40379142

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